新年度がはじまりました。が今年は「新年度」という切り替えがないままに4月に突入してしまったように思います。だらだらと春を迎えたという感じです。だからでしょうか4月というのに何かシャキットしないのです。学生時代というと4月は新しい学年となりますから一つ年をとるようで気持ち的に切り替えがしやすかったのですが、社会人も10年以上ともなると何かが特別かわるわけではなく、毎日を慌しく過ごしているように思います。そうなるとやはり自分の中で切り替えや区切りが必要になってくるのでしょうね。メリハリのある生活をと思っても中々できていないのが現実です。さてそんな「だらだら春」を迎えている私ではありますが春は「節目」の季節、なにかが始まりそして終わる季節でもあります。3月30日(火)はラジオカーレポートの日でした。そして3月30日はある意味「新旧」を感じた一日でした。この日は県内大注目のサンポート高松グランドオープンの日ということで取材に見上げると首が痛くなりそうな高松シンボルタワーに商業施設が並ぶマリタイムプラザとJR高松駅周辺は全く違う顔をみせています。まさに「新」。新しい幕開けです。人も多く、もちろんマスコミもこぞって取材、華々しいスタートです。
午後3時頃までサンポート高松の取材を行い、その後向かった場所が高松市番町にあります高松市民会館でした。高松市民会館はサンポート高松に新市民会館「サンポートホール高松」にその事業内容が引き継がれるために3月末で閉館となりました。3月30日は閉館事業である「ラストステージ2004in市民会館」がおこなれており、その最後の最後のステージを飾る高松一校音楽部OGの方にお話しを伺いました。「自分達の青春のステージ、コンサートやコンクールなどを行ってきた高松市民会館がなくなるのは寂しい、サンポート高松ばかり注目されて市民会館がかわいそうこの会館で育ててもらった会館には私達の汗と涙、歌声をふくめていろんな音が染み込んでいると・・・最後には観客の皆さんとともに歌う『蛍の光』いまか涙がでそうです」と言われました。高松市民会館は、開演前ということもありましたが、薄暗く、ガランとした館内。43年の歴史をきざんでいるわけですからそれなりの古さを感じます。真新しいサンポート高松と比べるとやはりこの高松市民会館は「旧」。しかし高松市民会館は会館に愛着のある人々の見守る中静かに本当に静かに幕を閉じました。サンポート高松グランドオープンと高松市民会館の閉館記念事業が同じ日というのもなんだか不思議な気がするのは私だけでしょうか。物事はすべて始まりがあるとすればすべて終りがあるというのは世の常、始まりには注目があたりがちですが、とかく終りとなると寂しいものです何かが始まるときにその終り方まで明確描いているなどないと思います。始まりよりも本当は終り方のが難しいのかもしれません。「終りよければすべてよし!」なんですよね!スタートの季節春ではありますがふとそんなことを感じてしましました。
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