今年6月にロシアから二人の女子が仲良く手をつないで日本にやってきました。
モスクワ出身のジュリアとレナ。この二人は今若者に絶大な人気を誇る「t.A.T.u(タトゥ)」。
世界規模で注目されているデュオ???(本当らしい)日本のオリコンチャートでもデビューアルバムが1位。東欧でも軒並み1位を獲得し鳴り物入りでロックの本場西欧に進出。制服姿、濃厚なキスシーンを納めたビデオやスキャンダラスな歌詞で話題を集め、欧州全土で大ヒット、米チャートをにぎわしている18歳なのです。
タトゥファンとしてはまちにまった来日だったでしょう。来日以来二人は突然銀座に表れ、警官出動という騒ぎを起こしたかと思えば「カラオケのビックエコー」で熱唱したり外国タレントとしてはどうも不可解な行動ばかり、また最も二人を有名にしてしまったのは、テレビ朝日「ミュージックステーション」出演のドタキャン事件!前代未聞で損害賠償請求までの大事になっています。
そうドタキャンはやはりまずいなあ・・・と私も思います。イベントや番組に携わっている人間にとってこの「ドタキャン」は非常に怖いものです。私も経験があります。ラジオの取材を申しこんでいた有名歌手の方を訪ねるとその場で都合が悪いからと返されたり、生放送でこられなかったり、そうそう講演会で関西のある大学教授の方、その方の講演がイベントのメインなのに先生が高速道路をおりそこね公演時間がとっくに終わってから到着したというハプニングドタキャンも経験しました。もうハラハラドキドキものですそんなものと比べものにならないぐらい大きな「タトゥドタキャン事件」関係者の方は寿命が縮む思いではなかったでしょうか?動いているお金といい人手といいかなりのものですよね。今回のドタキャンは所謂その場のノリなのかプロモーションなのかわかりませんがこのために次の日のイベントまでキャンセルになったのですから被害総額はかなりのもののはず・・・・日本のファンもさぞかし残念に思っていると思いきや若者達はクールなもの「t.A.T.uらしくていいんじゃないの」「日本にまた来るっらしいから別にたいしたことないって・・」ああ唖然でございます。そんなものなんでしょうか?タトゥの二人も思っているのでしょうか、「私達は人気者ドタキャンぐらいはどってことないわ!11月の東京ドームのライブ楽しみにしてね。」とでも、帰国する時日本での印象を聞かれ「とっても楽しかったと」笑顔で答えた二人になんともいえない脱力感を感じるのは私だけでしょうか?
でも思うのです日本の若者を日本のファンをあなどるなかれ、今は人気者でも数ケ月後はわかりません。もっと魅力的なエキセントリックなアイドルが出てきたら「えっタトゥって誰???」ということにもなりかねないのです。人気は移ろいやすいもなのですから。特に今の日本は本当にめまぐるしく動いているようにおもいます。ブームが去る速さの早いことはやいことそうは思いませんか?そうそう人気者といえば、タトゥとほぼ同じ時期に来日していた大物外国タレントがいました。その人とは七オクダーブの歌姫「マライヤ・キャリー」ライブも行われていたようですが、私はそのニュース映像を実際にはみておりません。マスコミの取り上げ方も随分少なかったようです。数年前はマライヤ・キャリーといえばそれはもう日本でも大人気。でも今回はタトゥの騒動の中もあり影の薄いこと薄いこと・・・やはり思います人気は恐ろしいと!
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