「音楽の秋ですね!」

とある9月の晴れた日に、某レコード会社の方とお会いしました。音楽業界は今受難の時、とくに演歌は大変で、氷川きよし君のような超多忙なアイドルはいざしらず大御所と言われる方達でさえ、それはそれは大変な時代のようです。曲は売れない、売れないからコンサートにも人が入らない、営業と呼ばれるイベントも少なくなり、冷たい風が業界に吹いているというのです。演歌の曲が売れなくなったにはいろいろ原因はあるとおもいますが、その一つに「カラオケ」の出現があると聞いたことがあります。昭和51年にクラウンから発売されたカラオケの機械第1号!瞬く間にカラオケブームは起ります。カラオケは演歌の世界に大きな変化をもたらしました。それは?????
「メロディー」の単調化!カラオケで歌ってもらえる、歌いやすい曲が多く生まれるようになったわけですね。昔であれば、歌手の方の歌唱力によって何オクターブも幅のあるメロディーがあり、それが、ヒットし、今でも口ずさめる曲として残っていますがどうも最近の演歌は、同じようなメロディーですし、音の幅もそれほど多くなくたしかにカラオケで歌うには歌いやすいし声もでやすいかもしれませんが、心に残る曲というのがとても少ないような気がします。これぞ「演歌の名曲!」といわれる曲がもっとでてくれば、とも思うのです。これと同じような現状が今ポップス界でもでてきます。ポップス界ではカラオケではなく、アレンジャーというエンジニアの出現と高度な機械の進歩により、普通の曲でもクオリティの高い曲に変身します。そうなのです作曲=メロディーメーカーがしっかりしていなくでもアレンジ次第でなんとかなる時代なのです。でもメロディーが心に残らないし、心に響かない曲が多いような気がするのは私だけでしょうか?
「ミリオンヒットはあってもメモリアルヒットがない21世紀」
と私は日頃から叫んでおりました。とくに今年の7月8月の新譜はひどく、番組でかけたい、紹介したいと思う曲がひとつもなく・・「なんだこれは・・という状態でした。」音楽通のMアナウンサーとも話していたのですが、毎年夏場の曲はどのアーティストも力を入れて曲をつくっていないそうで、9月の新曲にむけて制作するのだそうです。にしても今年はいい曲が少ない「ぐっとくる曲がないねー!」とため息をついてしましました。そういえば・・・最近のヒットチャートをみても洋楽のアルバムでは1980年代のヒット曲をあつめた「80’S」日本ではなんと「大きな古時計」さらに「このすばらしい愛をもう一度」などリバイバルというか懐かしい音楽がやはり人の心をとらえていますよね。これはうなずけます。だってメロディーがしっかりしていますもの・・・!
さて、皆様はこの秋どんな曲お聞きですか?
お勧めの曲があればまたお知らせくださいませ!


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「不思議な店」

三豊郡豊中町本山にありますオリエンタルな店、1階は「bar CAVAU」2階は「エジプトレストラン RAMSES」その上のテラスには「異国雑貨 horridula」ちょっとした旅気分を味わえるおもしろいお店です。テラスではアランビック珈琲もいただけますよ。

電話/0875−62−5138